僕はワーキングホリデーでシドニーに来て、2013年に永住権を取得しました。コネもなく、英語も中高で勉強した程度で、全くと言っていいほど準備なしという感じでした。
「絶対永住権取得してやるぞ!」っていう気持ちはそこまで無く、ただ「一度でいいから海外で働いてみたい。」と思って頑張るうちに今にいたるという感じです。
今回は、永住権を取得するのはどれほど難しいのかに焦点を当てて書いていこう思います。
スポンサーシップビザとスキルインデペンデントビザの違い
私が取得したビザはスキルインデペンデントビザ(subclass 189)です。何かしら技術を持っている人が申請するビザ。
僕の場合、ソフトウェアエンジニアとして職歴が1年しかない状態で、オーストラリアに来たので、職歴としてカウントされませんでした。日本での職歴が3年、5年あると永住権取得に有利に働きます。
もし、3年未満でも、海外からオーストラリアの雇用主に直接連絡し、手続きしてもらうことも可能です。私が今働いている会社の同僚も、海外からスカイプでインタビューで面接し、入社した人もたくさんいます。
詳しくは以下のサイトを見てください。条件は年々変わっていくため、しっかりとオーストラリア政府のサイトで自分で確認してくださいね。
https://www.border.gov.au/Trav/Visa-1/189-
すでに日本で働いていて、オーストラリアに支社がある場合、上司と相談してスポンサーシップビザ(Sponsorship Visa)を検討してみるのが一番てっとり早いと思います。
他にも経営者がこちらで事業を起こすためのビザなど、永住権を取得する方法はいくつかあります。
移住に興味ある方はエージェントに相談してみると良いです。ちなみに私が利用したエージェントはStaff Solutions Australiaという会社です。(永住権の相談は相談料が発生したと思います。)
Staff Solutions Australia
スキルインデペンデントビザはポイント制
永住権を取得できるかどうかは、いろんな面から判断されます。項目ごとに点数があり、その合計点が60点に達していれば、永住権を申請する権利があります。下のページは簡単に自分の合計得点を計算できるので、試しにやってみてください。例え、一つの項目で点数が足りてなくても、他の項目で補うことが可能です。
若さは武器
年齢が若いと永住権を取得する可能性が高まります。若ければそれだけ、オーストラリアの文化にも馴染める可能性が高いし、英語も伸びます。 また、オーストラリア政府は若い労働力を必要としています。ワーホリで、ピッキングをすると1年延長できるのもこのためです。
スキルも重要
ただし、スキルインデペンデントビザを申請するには、なにかしらのスキルを持っている人に向けたビザです。看護師、医者、美容師、調理師などさまざまなスキル(技術)に対応しています。ちなみに、最近オーストラリアでは日本食が人気なので、経験がある人は結構有利だと思います。
オーストラリアで学校に通う
日本での仕事のポイントが足りなかったので、私はオーストラリアでInformation Technologyの大学院を終了しました。オーストラリアで勉強しなくても、何か長けているスキルさえあれば、こっちで仕事を見つけることも可能です。
ただし、英語の面接である程度自分のスキルを説明することができる程度の英語は必要です。なので、少しオーストラリアで勉強して英語のスキルを伸ばすというのは良い手段だと思います。
以前語学学校についての記事を書いたのでよければ参照してください。
英語に投資してきた僕が考える語学学校の選び方。シドニーでおすすめの語学留学先を紹介します。
まとめ
これらの合計で私は65点で、申請できるポイント60点に達していました。もし、足りていなくてもポイントを上げる方法はいくつかあり、例えば、プロフェッショナルイヤーと言って日本で言うインターンシップみたいなことをやると5点もらえたりします。もしくは人気の無い都市に行くと、何点かもらえたと思います。
最終的に、良いエージェントに出会えたこと、アルバイトや、仕事先を見つけられれたことなど、いろんな幸運があって、永住権取得できました。私みたいに頑張らなくても、人によっては簡単に取れる人もいますし、上司からスポンサーシップを出してもらってる人もいます。ただ、今振り返ってみると、こうして、努力して行く過程が楽しかったと思います。
海外就職に興味のある方は、まず転職サイトに登録しましょう。海外転職に強いサイト、ビズリーチ、もしくはリクルートエージェントがおすすめです。オーストラリア以外にも海外の仕事が豊富にあります。
何かわからないことなどがあれば、出来る限り対応しますので、メッセージに記入してくださいね。あと、以下に参照のためIT関連の就学記事と永住権に関する本を乗せておきます。
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