オーストラリア新車購入で失敗した話。値引き交渉・安い時期など知っておきたいことまとめ

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オーストラリアMazda店 オーストラリア基本生活情報

日本でも車を購入したことない自分が、オーストラリアで初めて新車を購入したが、あまりうまく交渉できなかったという話。同じような経験をする方が将来かならずいると思うので知っておいてほしいことをまとめました。


オーストラリアで初めての車。10年もオーストラリアに住んでいるのに、車を持っていないなんて驚かれるが、出不精の自分は都心部に住んで買い物も近くですむし、旅行はレンタカー借りるし、得に不便に感じたことがなかった。ただ子供が大きくなって電車を使うわけにもいかないことが増えてきたので車を購入することにした。

オーストラリアで車を安く買うコツをまとめておく。あくまで自分は素人ですが、友人のディラーなどの情報をまとめてみました。もし、間違っている、私はもっと値引きできたという方がいたら、ぜひ記事下のコメントしてくださいね。

最近、このブログ以外に掲示板をはじめました。一方的書き手が伝えるブログではなく、誰でも書き込める掲示板です。この記事みたいに在住者向けのオーストラリアの生活で役に立つ情報などを気軽に共有できます。在住者はちょっと覗いてみてくださいね。では!

https://fm.austps.com/

車を最も安く買うには

オーストラリアMazda店

まず最初に、車を最も安く買う方法は「個人売買」です。

ディーラーを通すということは、第三者を間に入れるということ。どうしても高くなる。本当に車を安く買いたいなら、中古車をGumtreeなどの掲示板で見つけて、直接買取をするのが絶対に1番安く買える。

新車を購入し、数年でまた新しい車を買い替えたいという人がいるので、そういう人の車を探す。ただし、コンディションの良い車を見つけるために時間もかかるし、なかなか簡単にできることじゃないと自分は思う。車が好きで知識がある人ならできるかもしれないが、万が一故障や事故で、子供が怪我をしたら後悔しそうで今回は、新車だけに絞ることにした。

今回の記事は新車をディーラーから購入する人向けの記事で、中古車を買いたい人向けではないので注意

ディラーが設ける仕組み

車を買う前に知っておきたいこととして、どうやってディラーが儲けているか。主に3つの方法で儲けている。

  • 新車を高く売る
  • 客が今使っている車を安く買いとり、高く販売する
  • 「ファイナンス」つまりローンを客に組ませ、その利子から儲ける

主にこの3つ。つまりディーラーにとって一番おいしい客は車を購入するだけでなく、今使っている車を引き取らせてくれて、しかも長期のローンを組んでくれる客。

実際にディラーに電話すると必ず聞かれるのは、ローンを組む気があるか、また何の車を引き取ってほしいかということを必ず聞かれるはず。

ディラーと交渉する時に注意すること

新車を販売することで得る利益もディラーにとって大切だが、新車はどこのディラーでも基本、値段は一緒(多少の違いはある)。他のディーラーと値段を比較されれば値段交渉せざるおえないので、ここで大きな儲けを出せない。

自分にとってオーストラリアで初めての車で、しかも一括で支払うつもりだった。一括で払えるのはとても良いことだが、ディラーにとっておいしい客ではない。もちろん、ディラーはそんなことを表情に出したりすることはないけれど、どちらかと言えばローンを組んでくれる客を大切にしたいと思うのが普通。

なので、値段交渉するときは、一括で支払うとは言わない方がよい。もちろん、ローンを組む気がある方はそれで大丈夫。組む気がない人は、「値段交渉をしたあとで決める」というのが無難

もし支払い方法を聞かれたら、キャッシュと言わずに、以下の言葉でOK

“I haven’t decided yet. I’d prefer to discuss the financing after we’ve agreed on a price”.

もし、ディラーが複数の客を抱えていて、どちらも全く同じ値段で買いたいと言った場合、どちらの客を優先するだろう。ローンを組んでくれる客になる。ディラーに何度も行って気づいたが、ディラーは本当に忙しい。毎日客がたくさん来て、ひとりひとり丁寧に対応する。儲けられない客にあまり時間が避けないので、そういう客には基本名刺を渡して終わりになるケースが多かった

車を買いたいという本気を見せる

いくつかのディラーと訪れて思ったのは、もっと丁寧に対応してくれるものと思ったが、適当にあしらわれることが多かった。今振り返ってみると自分の本気度が足りなかったと思う。

ディラーは毎日多くの客を相手していて、ただ車を見に来てるだけで買う気はまだないという人に対してあまり時間を避けれない。そういう客には名刺を渡して終わり。

それ以上時間を割くと他の客を別のディラーにとられてしまう。実際に会ったことはないけれど、ひろしさんというオーストラリアで車営業職をされている方のツイートが参考になる。ディラーがどういう日々の業務をしているか読んでいるだけで面白い。オーストラリアの車業界、入荷具合などツイートしてくれるので車購入を考えている人はフォローしてみるといいと思う。この方のツイートからもある通り、毎日どれだけ売れるかで給与が決まる厳しい業界で、向こうも必死。

相手にしてもらうために、「XXXのモデルの車を、いくらまで値下げしてくれるなら今日中にデポジットを振り込む」と言い切ることで相手に本気度が伝わる。こういうふうにアプローチすると相手の態度もかなり変わると気づいた

オーストラリアで安く車を買える時期

一般的に言われているのは、オーストラリアで車を買うベストな時期は、ファイナンシャルイヤーと言われる6月末。もしくは年末の終わり12月と言われている。

その時期になるとディーラーも今ある在庫をなるべく安く売り切ろうとするので、その時期の数週間前にディーラーにコンタクトし在庫を確認し、出来る限り交渉するのが一般的

オーストラリア新車の値引き率はどのぐらい

ディスカウントしてもらえる額は車によって違う。高い車ほど、余っている車ほど、値引き率が上がる。自分が周りに聞いた限り、大体、15%から10%ぐらいの間の人が多かった。自分はここらへんの基準があまりわからずに探し初めてしまったので失敗した原因の一つだと思う。もう一度買う時には、これぐらいを目安に値段交渉していこうと思う

ディーラーは、最初渋るのでだいたい、6月末もしくは年度末にもう一度電話し直すと言ってくると思うのでそれまで時期を待つのがベスト。在庫が余って売り切れない車がある場合、自分の希望額で買える可能性がある。もしくはファイナンシャルイヤーの時期に購入を検討するなら、すでに在庫が余っているものしか販売していないはずなので、基本すぐに値段交渉に入れると思う

知り合いは、約7万ドルの車を6万ドルに値引きしたそう。つまり、1万ドルの値引き。行ける圏内のディラーに片っ端から電話して一番安い額を掲示してくれるところで決めたそう。自分もやってみようと思ったがこれがなかなか難しかった

オーストラリアで車を購入したが、失敗した

オーストラリアの新車購入する上で一番の失敗点。それは、「時期」。

さまざまな車の事前調査、ひとつひとつの機能、性能などを調べてどの車が一番コスパがいいのか、安全性が高いのかなどはたくさん調べたが、今回失敗したのは、購入時期。以下のニュースからもわかる通り、コロナで半導体の生産が遅れ、車の供給も遅れている。

半導体生産 そろり再開 - 日本経済新聞
半導体不足が夏にも一部で緩和に向かう。停電で止まった韓国サムスン電子の米テキサス州の工場などで復旧が進む。だが、その後も需要の急拡大に供給が追いつかない状態は当面続く見通しで、自動車や家電など各国の産業界の懸念は根強い。サムスンの米半導体工...

普段なら、この時期、もうそろそろファイナンシャルイヤーに近づいてきているので交渉できそうなものだが、そもそも在庫が存在しないメーカーが多い。Mazda, KIA, Skodaなど、どの会社も基本的に在庫があまりなかった

在庫がない場合、ディーラーは儲けを増やすため、値引き交渉をなるべくせずに、少ない在庫をより定価に近い値段で売ろうとする。そのため今回、Mazda CX 5のを購入したがあまり割引してもらえなかった

10%ぐらいのディスカウントを狙い、5つぐらいのディラーに電話し、値段交渉したが、鼻で笑われた
もしかしたら6月の末まで待てばもう少し安くしてくれかもと思ったが、1, 2週間ほどディーラーのサイトを定期的に眺めていたら、欲しいと思っていた車がどんどん売り切れていくのを目の辺りにして焦った

また、2週間前にチェックした車が500ドルなど少しずつ値上がりしていった。これは早く買わないと売り切れてしまうという焦りもあり、また来年までまったら今より高い値段で販売されるかもと思い、最終的に購入することにした。

6、7月になれば新しいストックがオーストラリアに届くかもと言われたので、半年後の契約をしてしまえばよかったのかもしれないが、コロナ化で車がないのも不便だし、子供との楽しみも減ってしまうので結局今、買うことにした。

オーストラリアで車を買うのは素人には難しい

長く住んでいて経験がある、もしくは車関係の友人がいたらもう少し安く買えていたんだろうなと思う。でも、今のコロナの状況だと在庫がないから難しかったかも。

日本で車を買っていたらもうすこしうまく立ち回れたような気がします。これからオーストラリアで車を買おうと思っている人は、私の失敗を反面教師にしてほしいと思い書いてみました。待てるなら、今は車は買わない方がいいかもしれないです。もう少し車の供給が回復してきたら買い手が有利に交渉できるはず!

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