オーストラリア旅行する友人や知人と保険の話になるんですが、意外に、クレジットカードに付帯される海外旅行保険について知らない人が多いです。
無料で保険に加入できて、しかもVISAなどの有名なクレジットカードも作れるので申請しておかないと損です。というわけで、今日は有料の海外旅行保険と、クレジットカード付帯の保険内容を比較してみようと思います。
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保険期間の長さ
クレジットカード付帯の保険を利用する上でネックになるのが、保険期間の長さです。有料の海外旅行保険は期限を自分で決められます。
一方、 クレジットカード付帯の保険は一般的に3ヶ月まで。つまり海外旅行に出発した日から3ヶ月間経った時点で、無保険になります。
しかし、複数のクレジットカード付帯保険を利用することで、期間を延長できるんです。
自動付帯と利用付帯
クレジットカードの保険には2つのタイプがあり、自動付帯と利用付帯といいます。
自動付帯は、出発した日から自動的に付帯される保険のことで、利用付帯は、クレジットカードを使って海外で交通機関を利用した時から付帯されるもの。
つまり、自動付帯と利用付帯両方のクレジットカードを申請しておいて、自動付帯の期限が来た時に、利用付帯のカードを使って交通機関を利用すれば、
期間を延長できるというわけです。これらをうまく組み合わせると保険期間を延長して3ヶ月以上、保険を利用できるということになります。
例えば6ヶ月の旅行に行こうとしたら、保険会社によりますが、約10万円ぐらいかかってしまうところを0円に節約できてしまいます。
確かに複数のクレジットカードを申請しないといけませんし、利用付帯のカードをいいタイミングで使わないといけませんが、それだけで相当節約できるはずです。
幅広い対応
もう一つ注意しておきたいのは、幅広い損害に対して保険を掛けるなら有料の保険がベストだということ。
私がワーホリで実際経験した事ですが、ハウスシェアをしていてそこのシャワールームの排水口が詰まりました。
その修理費を、みんなで分割して払うことなってしまったんですが、こういうケースを保険用語で「生活用動産」といい、クレジットカードの保険には含まれていません。
また、部屋を借りていてそこに保管していた貴重品、パソコンなどが盗まれた場合もクレジットカードでは対応できません。
こういう幅広い保険の適用を考えているなら大手のAIUの海外保険がベストだと思います。
しかし、空港や学校などで貴重品を持ち運びしている場面で盗まれた、もしくは壊れた場合は、「携行品損害」として扱われるのでクレジットカード付帯保険でもカバーされます。
ここらへんは少しややこしい話になってしまいますが、クレジットカード保険の場合、多少制限がかかってしまうと考えてください。
歯科治療代はほとんどカバーされない
これも意外に知られていないんですが、ほとんどの海外旅行保険は、通常プランで歯科治療がカバーされていないということ。
大手のAIU海外保険でさえ、緊急治療なら10万円までカバーされるようですが、虫歯などのケースは緊急とみなされないため、範囲外になります。
以前別の記事を書きましたが、海外で歯科治療を受ける場合は、必要不可欠な医療行為として認められない(生命を脅かさない)ため、基本的に保険が効きません。
そのため留学生もこちらで治療を受けると、一回で軽く1000ドルを支払うことも多々あります。なので、出発前に必ず歯医者に行ってクリーニングなどをしてもらうようにしましょう。
1年ほどの滞在ならクレジットカードで節約!
クレジットカード付帯保険の場合、「生活用動産」が含まれていないため不安になるかもしれませんが、そもそも短期の留学の場合、そんな貴重品を持ってくる場面は限られますし、万が一パソコンを盗まれたとしても、最近は10万ぐらいで買い換えられます。
1年間の保険が10万円以上することを考えたらわざわざ加入する必要があるのかなと思うのが正直なところです。
私がおすすめするクレジットカードなら年会費無料で、しかも海外旅行保険がついてきます。先ほども説明しましたが、自動、利用付帯両方のカードを持つことをおすすめします。
2つ合わせて使うことで、保険適用期間を延長できるからです。
自動付帯のカードはJCB EITカードがおすすめ。
利用付帯のカードは三井住友カード(クラシックのみ)、もしくはシェルPontaカードです。
三井住友カードとシェルPontaカードは年会費は1,000円ほどですが、年1回の利用だけで年会費が無料となるので実質無料です。
まとめ
どうでしたでしょうか?有料の保険も、年会費無料クレジットカード付帯保険も両方メリットがありますが、短期の留学などの場合はカード付帯保険で十分だと思います。
保険を選ぶときに一番重要なことは、怪我したときや病気になったときの補償金です。海外で無保険で病院に行くと、信じられないぐらいの高額請求をされます。
クレジットカード付帯の保険では、傷害もしくは疾病に対する治療代もカバーしているのでお金に気にすることなく治療に専念ができる。
ただし、人によっては病気にかかりやすい人、仕事などで怪我をする可能性が高い、もしくは危険な場所に行く人もいるので、そういう人は有料保険のは補償金額との違いを詳しく調べてみてください。
では!
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