オーストラリアの父親育休制度の実態。日本との違いは?僕は3週間の育休を取得しました。もちろん有給。

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オーストラリアで子育て
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シドニーにワーホリビザで来た時はまさか、自分がオーストラリアに移住するなんて想像もしていなかったのに、今では妻も子供までいます。

子供が2歳になったばかりですが、もう数ヶ月で第2子が生まれます。

というわけで、出産に立ち会うためと、その後の子育てのために3週間の休暇を取得しました。

日本で働いていた時期を振り返りながら、オーストラリアでの父親育休制度の実態について、日本と比較しながら説明していきます。
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オーストラリアで父親育休

父親育休のことを英語でPaternity leaveと言います。

オーストラリアでは一般的に男性でも育休を取得するケースが多く、僕の知り合いもほとんど取得しています。

実際取得したのは、合計3週間。その内訳は、

  • 会社がサポートする父親育休
  • 父親がもらえる育児給付金

によるものです。

申請する際、休暇開始日を入力しますが、出産予定日が変わることはよくあることなので、後で変更できると聞いて安心しました。

 

会社がサポートする父親育休

会社が提供する父親育休についてですが、実際は性別は関係ありません。父親に限らず生まれてくる子供にとって、母親の次に世話をする人なら誰でも申請可能です。

例えば、シングルマザーの場合、父親以外の人が世話する場合もありますし、血の繋がっていない人でも、子供の世話をする予定なら申請することができます。

うちの会社の場合、5日間有給休暇があります。その時の給与分が支給されるので申請しておかないと損ですよね。

会社によって多少違いますが、ほとんどの会社では同じような制度があるようです。

ただし、僕が働く会社では、1年以上働いていないと対象外になるとのこと。

 

オーストラリアの育児給付金、Dad and Partner Pay

オーストラリアでは、市民権保持者だけではなく、永住権保持者にも育児給付金を申請できます。

もちろん、母親だけではなく、父親ももらえます。それをDad and Partner Payと言います。

これは政府から支給されるので、会社とは関係ありません。

最大2週間までオーストラリアの最低賃金分の給与を貰えます

2017年2月現在、最低賃金は、週$672.60なので、2週間で$1345.2分の給与が政府から支給されます。

会社には、2週間のUnpaid leave(無給の休暇)を会社に申請しておけば、会社から給与はありませんが、政府から振り込まれます。

もちろん、母親も育児給付金をもらえます。詳しくは政府の公式サイトを参照してください。

 

日本の育児給付金

日本でも育児給付金が出ます。育休を取り始める直前の賃金の67%まで支払われるそうです。最大1年間も取得できるようです。

母親も取得できるので、最初の1年は母親、その後父親が取得することも法律上は可能です。

でも、実際はそうはいかないんです。

僕が、日本の会社にいた時は、有給を使うだけでも気を使って、いつの間にか一年が終わってしまっていました。

自分の直属の上司、またその上も夜遅くまで働いていましたし、会社によって差こそあれ、日本の会社はどこも同じように有給未消化、残業が当たり前な雰囲気がある気がします。

日本で働いていたら、産後の育休なんて絶対取らせてもらえなかっただろうなと思います。

 

産後に父親育休は必要か?

父親育休を長期間取得しようとすると、日本、オーストラリアどちらにいても、普段もらっている給与の約5,6割の収入しか得られなくなってしまいます。

なので、今後の生活費を考えると、働いて貯金しておくべきだと言う人もいるだろうし、産後に3週間も休みをとる必要がない言う人もいると思います。

ただ、出産に立ち会う機会は、人生で1度か2度しかありませんし、産後は奥さんにとって一番大変な時。この機会にうまくサポートできれば、二人の関係もすごくよくなると思うんですよね。

オーストラリアの生活と日本どっちが良いかは人それぞれですが、オーストラリアで働くと、無理することなく育休や有給が使えるので、子育てしやすい環境だと感じています。

日本の会社でストレスを感じている人や、子育てしやすい環境を求めている人は、オーストラリア移住に挑戦してみるのもいいのかもしれません。

では!

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