移住に関する記事をもっと充実させていこうと考えているんですが、どうしても記事がつまらなくなりがちなので、最近のニュースと絡めながら伝えていこうと思います。
そのニュースなんですが、最近ニュージーランドからオーストラリアへの移民の話です。ニュージーランド人が移住することへのメリット、デメリットなど書いてあって興味深い話だったので、ぜひ読んでもらえると嬉しいです。
ではいってみましょう。
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ニュージーランド人がオーストラリアに移住出来る理由
シティに住んでいるとアジア系が多く感じますが実は、オーストラリアの移民の中で、ニュージーランド人は全体の約40%も占めるそうです。地理的にも近いため、多くのニュージーランド人は仕事を求めて移民してきます。
というのも、ニュージーランド人は他の国の移民よりかなり有利に移住できるのです。この444ビザはニュージーランド人にだけ与えられるビザであり、働いたり、学校に行ったりなんでもできるというビザです。
ワーキングホリデーのように期間制限もありませんし、一週間で20時間までしか働けないなどの細かいルールがありません。
なので、このビザを目的として、まずニュージーランドに移住してくる方が多いそうです。
現在約60万人ほどのニュージーランド出身のオーストラリア在住者がいて、その中の8万人ほどはニュージーランドの外で生まれたそうです。つまり8人に1人の移民は海外から来た人。
年々永住権取得が難しくなってきているオーストラリアに移民するための第一ステップとして、ニュージーランドに移住するという現実があるようです。
移住を受け入れる国側のメリットとデメリット
移民してくるのは全然問題無いのですが、この制度がオーストラリアの財政を逼迫していると話題になっています。
このように移民してきたニュージーランド人は、大体祖国、ニュージーランドで仕事が見つからなかった人たちで、結局オーストラリアに来ても仕事が見つからないパターンが多く、そういう人たちは福祉に頼ることになります。
もちろん、優秀な方もたくさんいますがこのビザが比較的簡単に取得できてしまうため、他の国から移住してきた方たちは厳しい審査を通りぬけてきた人たちと比べるとオーストラリアで仕事を見つけるのが難しいのは当たり前かもしれません。
その反対に、オーストラリアはまだまだ人手不足なところがたくさんあり、例えばワーホリでも多くの日本人や韓国人などを海外から招き入れて、ファーム(農場)で働いてもらったり、スポンサーシップを提供したり、まだまだオーストラリアは仕事の需要が多いです。
でも、個人が働きたい仕事と、需要がある仕事はなかなかマッチしないケースがほとんどです。
移民のメリットとデメリット
オーストラリアにはTax Family Benefit (タックスファミリーベネフィット)や、Disability Support Pension (ディスアビリティサポートペンション)などのサポートが受け入れられるため、なんとか子供を養うことができる最低限のお金は確保できます。
永住権保持者には、Medicareという国民保険が適用されるため、ほとんどの医療関係の費用が無料で受けられます。例えば、私の妻が第一子を産んだ時も公立の病院で出産し、すべて無料で医療を受けることができました。
でも、日本の国民保険も素晴らしい制度で歯の治療などもカバーされていますよね。反対にMedicareはそういう命に関係ないサービスはカバーされません。
また、ワーホリの方、留学生や、444ビザを取得した方はMedicareは受けられません。
まとめ
オーストラリアの移住制度は年々厳しくなってきていて、5年前や10年前に永住権をとった人の話を聞くととんでもなく簡単だったそうです。例えばIELTSの合格基準もとても低く設定されていたそうです。
特に英語が喋れないと、スキルがあってもうまく行かないケースも多いのでIELTSの基準も上がっていくかもしれません。海外で働いてみてIELTSの勉強はやはり意味があったと感じます。
普段の会話はテスト以上に難しいですし、お客さんとの駆け引きや、上司との対話もまだまだ私には難しいと感じます。
そのための準備としてのIELTSの勉強は、無駄ではなく今になってみると、ちゃんと勉強しておいて良かったと思います。なので、今勉強している方も、テスト勉強だけのためではなく自分の将来のために、ぜひ頑張ってくださいね。
海外就職に興味のある方は、まず転職サイトに登録しましょう。海外転職に強いサイト、ビズリーチ、もしくはリクルートエージェントがおすすめです。オーストラリア以外にも海外の仕事が豊富にありますし、日本にある外資系の会社も紹介してくれます。
では今日はこの辺で。質問などありましたら、気軽にTwitter, Facebook, またはこのブログで聞いてください。居住関係の本はここらへんがお薦めです。
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