オーストラリア移住した小島慶子アナの(ビザ、子育て、家族について)本を読んだ感想

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移住に関して思うこと


ずっと前から気になっていたフリーアナ小島慶子さんの本「大黒柱マザー」を読みました。

有名人がオーストラリアに移住する話だけで、興味が湧いてきますが、

それだけではなく、なんと、夫が仕事を辞めたタイミングで移住を決意したそうです。

夫は家事全般を担当し、専業主夫。

小島さんは日本で仕事があるときだけ出稼ぎに行くスタイル。

しかも子供が2人いるそうです。

オーストラリアに移住した僕の知り合いの中でも、聞いたことのない家族のかたちだったので、迷わずKindleで購入しました。

ではいってみましょう!
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キャリア志向の女性と、移住する家族に読んで欲しい

実際読んで面白かったんですが、読む人を選ぶかなとも思いました。

というのも、オーストラリア移住が本の主軸かと思ったんですが、

結構、育児についても書かれています。

なので、家族で海外移住する予定、希望している人には向いていると思います。

また、この小島さんがキャリア志向の女性で、完璧主義的な性格やストレスから、旦那さんへ辛くあたる場面もあります。

なので、キャリア志向の女性も読んでみると面白いと感じると思います。

決して「移住」についてだけの本ではないので、そういう本を期待している人には向いてないと思うので、注意してください。

 

移住の動機は子供のため

そもそも、小島さんが移住を決めた大きな理由が、「オーストラリアで子供を育てたい」と思ったからだそうです。

自然が豊富で、あまり堅苦しくなく、受験戦争があまりない社会を求めてオーストラリアを選んだそうです。

これは僕も同じ意見です。

日本の教育が良い、悪いではなくて、多様な生き方、人種、考え方が受け入れられるのはオーストラリアならではだからです。

人生が行き詰ったときに、違う選択肢もあった方が楽じゃないですか。

最近、日本でも有名な大学を出た方が、大手企業に勤めた数年後に自殺するなんてニュースもありましたが、

キャリア志向の人は、自分の理想に縛られて、行き詰まることが多々あります。

そういう時に、違う考え方ができれば、最悪な事態は避けられる気がします。

 

家族のかたち

この家族が面白いのは、女の人が大黒柱で、男が家で家事や子供の世話をするというところです。

オーストラリアでも男の人が専業主夫な家庭は少数派だと思います。

たぶん、共働き家庭が大半。

そういう意味では日本とあまり変わらないんじゃないかと思うかもしれませんが、

オーストラリアで僕が生活していて感じるのは。家族のかたちが様々。

例えば、僕の会社の上司がレズピアンカップルで、人工授精で作った子供を会社につれてくるなんてこともありました。

でも、人種やセクシャリティを聞いたりすることは失礼なことだとみんな認識しているので、

誰も深追いして変な質問もしませんし、本人たちも隠したりしないですし本当にオープンです。

だから、男がこうあるべきだとか、女がこうあるべきみたいな固定観念を押し付けられずに済みます。

小島さん家族がオーストラリアがオーストラリアに住むことを決めたのは、

日本の価値観から離れて、自分たちらしい家族のかたちを求めたのかもしれないなと思いました。

 

ゆったりとしたライフスタイル

小島さんの旦那さんはテレビディレクターだったそうです。

小島さんもアナウンサーなので、二人ともテレビ業界で働いていることになります。

テレビ業界は、高給だけど残業当たり前と聞きますし、

二人ともそんな業界で働いているぐらいですから、家族と接する時間が少なかったはずです。

ゆっくりした時間を過ごしたいと思う人にはオーストラリアは向いていると思うんですよね。

僕も最近子供が生まれたんですが、もっと家族と一緒に過ごしたいと思うようになりました。

上司が早く退社してくれて、残業が基本的に無い社会で働けるというのは僕にとってオーストラリアに永住した最大の理由です。

 

移住のためのビザは保護者ビザ!

この本を読んで僕が一番気になったことはビザです。

小島さんが40歳で、旦那さんが退職した、47歳の時に2013年にパースに移住。

40代でも永住権を取ることは可能ですが、若い人よりも厳しくなるのが定説です。

何かしらの技術、経験年数なども考慮されるので単純に不利とは言えませんが。。

なので、なんのビザを使っているのかなと思って読み進めていくと、

実は小島さんは、オーストラリアの「永住権」保持者ではなく、子供の「留学ビザ」を使っての海外移住だそうです。

子供の親は「保護者ビザ」というのが降りるので、子供のビザが切れない限りオーストラリアに滞在できます。

ただし、この「保護者ビザ」はオーストラリアで働くことができないんです。

というわけで、小島さんが1ヶ月の内、20日は日本で出稼ぎし、残りはオーストラリアで家族と過ごすというかたちになったそうです。

こんな移住の仕方もあるのかと関心したんですが、僕からすると結構、大変なんじゃないかなと考えてしまいます。

というのも、オーストラリアで学校に行こうとすると永住者は無料だけど、外国人は学費を払わないといけなかったり、

同じように、病院も永住者なら無料で診察してもらえるのに、相当な医療費を取られてしまうからです。

 

まとめ

ちょっと変わった移住方法ですが、バリバリ働いていた夫婦で、十分な貯蓄があったからこそできたんじゃないかなと思います。

旦那さんは47歳で移住していますから、アーリーリタイアと言ってもいいかもしれません。

興味があれば、読んでみてください。Kindle版もあります。

コメント

  1. ますみ より:

    コメント失礼いたします。この記事とあまり関係のないことなのですが、現在、シドニーに住んでおりまして、住みはじめたばかりなのですが、引っ越しをしなければならなくなりました。どこかよくてやすい業者をご存知ないでしょうか?宜しくお願いいたします。

    • papainaus管理者 より:

      僕は業者を使って引越したことが無いので、たいしたアドバイスができないんですが、値段だけなら中国系の業者がいいと思います。ある程度雑に扱われることも覚悟してください。

      持っている家具の値段が高いなら、パッケージから配送まですべてやってくれる有名どころが一番安心だと思います。パッケージだと高くなってしまいますが、その分何か壊れたりしたらその分保証されるからです。

      個人的には、少人数の家族の引越なら自分でトラックを借りてやるのもひとつの手だと思います。

      参考にならないかもしれませんが、引越がんばってくださいね!では。