IELTSリーディングを苦手とする人から「目標の点数がなかなか取れない」、「点数が安定しない」というコメントをもらいました。
僕も初めて受験した時は、リーディング5.5で苦手科目でしたが、試行錯誤するうちに、7.5から8点を継続して取れるようになりました。
今日は、僕の経験を踏まえながらリーディングで高得点を安定して取れるようになったコツ、勉強法、おすすめ参考書を紹介していきます。
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リーディングが苦手な人に多い悩みを克服するには
リーディングが苦手だと感じる人の多くが、似たような悩みを持っています。大きくわけて2つあります。
- 質問に対する答えが文章中に見つけられない
- 全文を読みきれず時間切れで終わる
質問に対する答えが文章中に見つけられない
質問に対する答えが文章中に見つけられないことが多い、もしくは答えが一つに定まらない場合は、読解力が足らず、文章を理解しきれていないということ。
僕は単語力と文法力を伸ばすことでこの悩みを解消することができました。
IELTSは大きく分けて3つの文章があり、そのうちの1つの文章から5つ以上わからない単語があるなら、単語力不足だと思います。この単語帳を暗記しましょう。Cambridgeから出版されている公式本で、リーディングだけではなくライティングでも使える単語がたくさんあります。
もちろん、文章中にあるすべての単語を理解する必要は無く、ある程度分からない単語があるのはよくあることで気にする必要はありません。特にアカデミックを受ける場合、文章中に専門用語がある場合はありますが、それらは暗記する必要はありません。
ただし、必ず周辺の文章から想像できるようにならないといけません。間違っても、知らない単語に驚いて思考停止にならないようにしましょう。
そのためにはまず、IELTSの公式参考書を何度も繰り返し解くことです。
読解力を伸ばす
いろんなIELTS参考書がありますが、リーディングの場合は公式参考書がベスト。僕もいろんな参考書を解いてみましたが、結局本家の参考書が一番だと思います。
というのも、どの参考書よりも本番に近いですし、リーディングに関していえば、たくさん模擬試験があるのでIELTS特有の傾向と対策が一番学びやすいからです。
公式参考書をそのまま解いてもいいんですが、僕はページごとにスキャンしてプリントしています。
プリントした方が本番により近い環境ですし、直接書き込むことができます。
書き込む際に、鉛筆もしくはシャーペンを使うようにしましょう。カラーペンではない理由は、カラーペンは本番では使えないですし、短時間で気になる箇所に線を引くには鉛筆やシャーペンの方が向いているからです。
文法が複雑な文はSVN(主語、述語、動詞)に小さく区切って意味が分かるまで何度も読み直すことで文法力がつきます。
何度読んでも理解できない場合、そのままにせず必ず文法書で確認します。この参考書がおすすめです。海外で語学学校に行くと必ず勧められると言ってもいいぐらい有名な文法書。英語で英語を解説してあるんですが、日本人でも本当にわかりやすいです。
文法書を読んでも分からないなら、誰か英語ができる人に相談するようにしましょう。
もし一人で勉強していて、気軽に質問できる人がいないなら、スカイプ英会話ネイティブキャンプで相談しましょう。毎日25分英会話ができて、月4950円で利用できますし、何より家から気軽に自分の好きな時間に質問できるので本当に便利です。僕もよく利用しました。
公式参考書を最低3回は繰り返し勉強してみてください。自然と文法力、単語力がついているはずです。
全文を読みきれず時間切れで終わる
単語力、読解力があっても、読むスピードが遅い場合、時間が足らず点数に結びつきません。そういう人には、僕がいつも使っているリーディングのコツを紹介します。
速読には最初のセクションだけを読む
速読のテクニックとしてよくあるのが、本文を読む前に問題を先に読むというのがありますが、僕はこれをさらに発展させて問題を読む前に本文の第一パラグラフのみを読むようにしています。
第一パラグラフとはつまり最初のセクションですね。
なぜココだけ読むかというと、第一パラグラフは書き手が言いたいこと、もしくはこれから言おうとすることの要点をまとめていることが多く、文章を理解する上で最も重要なパラグラフだと言われています。ここを読むだけで大体、筆者が話したいトピックを想像しておくだけで、質問を読むスピードがぐっと上がります。
第一パラグラフを読まずに質問だけを読むと、いまいち問題が頭に入ってこなかったんですが、このコツを初めてから読むスピードが上がったのを実感しました。
第一パラグラフだけでなく、第2パラグラフも読みたいと思うかもしれませんが、無理に読み進めずとりあえずこのセクションだけをしっかり読み込みましょう。
質問を読み終わったら、本文に戻り第2パラグラフから読み進めます。この時、質問が頭に入っているので回答が目に飛び込んでくるはずです。答えがわかったら、マークシートに書き込まず、とりあえず鉛筆でチェックマークをしておきましょう。ひっかけ問題もあるので、文章の一番最後まで読んで他にもっと適切な答えが無いことを確認してから、マークシートに書き込みます。
流れをまとめると以下の通りになります。
- 第一パラグラフを読む
- すべての問題を読む
- 第2パラグラフからまた読み始める
- 答えが見つかったらチェックしておく
- 最後まで読んだら答えをマークシートに書き写す
マークシートに書き込んだあと、間違いに気づき書き直そうとすると、消しゴムで消すのが面倒ですし、時間の無駄なので、マークシートへの書き込みは一番最後まで待ちまとめて記入するのが時間短縮のコツです。
まとめ
どうでしたでしょうか?今日はリーディングの点数を上げるコツ、参考書、勉強法を紹介しました。
- 読解力が足りない人は、文法書もしくは単語帳を終わらせる。
- それでも、リーディングが苦手な人は、文法を鍛える。
- 読むのが遅い人は、第一パラグラフ、質問の順で読む。
IELTSについて分からないこと、質問などがあったらTwitter, Facebookから気軽に質問してくださいね。
では!
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