オーストラリア移住ならどの都市?州別に失業率と経済成長をくらべてみる

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同じ仕事をしていても、住む場所によって、働く環境、収入は大きく変わります。

それなら、なるべく自分に有利な場所で働きたい。

待遇の良い求人を求めて東京や大阪に人が集まるように、

いっそのこと、海外移住も視野にいれれば、給与がアップする可能性があるだけでなく、毎日の満員電車や、サービス残業からも開放されます。

しかも、オーストラリアの都市は、日本よりも「住みやすい都市」(詳細はこの記事参照)として評価されていて、

移住先として、優先順位が高いです。

というわけで、今日はこれからオーストラリア移住を考えている人に

信頼できる統計データを見ながら、オーストラリアのどの都市、州に移住すべきかを詳しく解説していこうと思います。

実際にシドニーに移住した僕の主観的な意見も入れていくので、参考にしてくれるとうれしいです。

ではいってみましょう!

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CommSec統計データとは?

今日見ていくのは、CommSecというオーストラリアのCommonwealth銀行によって運営されている会社が四半期ごとに発表する統計データです。

データは最新の2017年のデータを使いました。(州別の人口はwikipediaから)

オーストラリアの州別にどの事業が伸びているか、失業率などの細かい数字が乗っているので、移住者は参考になるはずです。

 

圧倒的に人気の都市はシドニー、メルボルン、ブリスベン

オーストラリアの州と主要都市とその人口

オーストラリアの州と主要都市とその人口

オーストラリアは8つの州に分かれていて、それぞれの州とその主要都市を表にしました。

都市の左にあるのが、少し古いですが2013年度の都市別の人口(wikipediaから)。

人口の多さで言うと、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレードの順です。

オーストラリアの首都であるキャンベラの人口は案外少ないです。

これでオーストラリアの都市の規模がつかめたんじゃないでしょうか。

当たり前ですが、人口が多い都市の方が人気で、仕事が多い傾向があります。

ちなみに、東京は1373万、大阪は883万人。

 

経済成長が止まらないシドニー、メルボルン、ブリスベン

オーストラリア州別の経済成長と小売業売上

オーストラリア州別の経済成長と小売業売上

次に見てほしいが2017年度の州別の経済成長と小売業の売上です。

オーストラリアは本当にデカイ国ですから、それぞれの州によって、経済の状況もかなり違ってきます。

これから移住を目指している人はやはり経済が成長している州を目指して移住するのが安全と言えるでしょう。

シドニーがあるNSWが一位で、その次にメルボルンがあるVIC。そしてブリスベンがあるQLDが3位。

この3つの州がオーストラリアの経済を牽引しています。

逆に、ACT,TASとNTが伸び悩んでいます。

もしこれから移住することを考えているなら、シドニー、メルボルン、ブリスベンが最有力候補かもしれません。

 

鉱業で経済成長するWA

面白いのが、WAが人口が少ないのに、かなり伸びているということ。

これは、Mining(鉱業)の事業が頑張っているから。

オーストラリアは資源に恵まれている国で、海外への輸出もさかん。そのため、人口が少ない地域でも経済成長を維持できています。

WAの失業率は5.6%とあまりよくありませんが、Mining(鉱業)などの分野で働く人はWAで仕事を探してみるのもいいかもしれません。

 

失業率で悩むアデレード、ブリスベンとメルボルン

オーストラリア失業率州別

オーストラリア失業率州別

次に見てほしいのは失業率。

一番悪いのは、アデレードがあるSAで、7%と飛び抜けています。

SAにあるHolden(日本で言うToyotaのような車メーカー)が工場を廃止したことで、さらに悪化すると言われています。

職種によりますが、今のところSAへの移住はやめといたほうがいいかもしれません。

ブリスベンやメルボルンも失業率が高く、約6%。

メルボルンはシドニーにつぐ巨大都市で人気ですが、

特に若者(15から24歳対象)の失業率が高く、メルボルン市内だけでも16%、市街だと20%でかなり悪いです。(詳細はこちら

政府も仕事をVICに作ろうと頑張っているようですが、なかなか好転しないようです。

6%も5%もそれほど大差ないじゃないかと思うかもしれませんが、自分も含め海外移住者は社会的弱者になりやすく、その僅か数%に入る可能性も考えておくべきです。

 

永住者の僕が考える日本人におすすめの都市

統計からも分かる通り、シドニー、メルボルン、ブリスベンが一番おすすめの移住先です。

理由は、経済が好調なので、仕事を見つけやすいから。

もちろん、職種によっては地方の方がいいかもしれません。

特に鉱業や建設業また、ワーホリの人で農業に関わる人は、地方でも大きく稼げる仕事がたくさんあります。

特別なスキルがあり、会社に出社しなくても働けるという人は、当然ながら人気の都市を避けた方が、家賃が安くて、少しリッチな生活ができるかもしれません。

でも、そんな人はわざわざオーストラリアに移住しなくてもどこでも働けますよね。

結局、自分のスキルがその土地で必要とされているかどうか自分で見極めることが重要だと思います。

また、海外移住者に気をつけてほしいのは、

スキルインデペンデントビザの場合、ビザ申請時に記入した職種で働かないといけないので、簡単に職種を変更することができません。

いろいろなことを考えてみましたが、なんだかんだで結局、日本人にはアジア人が多い都市に住むのがベストかなーと思います。

僕は今、シドニーに住んでいるんですが、本当になんでも揃います。

醤油、みりん、酒は当たり前ですが、納豆、うどん、日本のお菓子や食材なども日本の食料品店があるのでなんでも手に入ります。

そんな理由で今もシドニーに住んでいるんですが、他の都市に移住した方の意見が気になります。

もしよければTwitterなどでコメントしてもらえると嬉しいです。

では!

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