オーストラリア移住者の後悔と苦労。心配、仕事について今思うことをリアルに語る

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海外移住と後悔 オーストラリアで仕事探す

不況のせいか、ブログやツイッターで「海外移住すべき!」というコメントを最近見るようになりました。

私もオーストラリア移住を選んだので海外移住賛成派ですが、むやみに人に勧めたり、煽るようなことはしません。

というのも、日本は決して悪い国ではないと思っているから。

福祉制度も整っていて、貧しくても餓死することはない。

海外移住する人は、自国が戦争で逃げ場がなかったり、良い大学に出ても仕事が無い国の人がいて、そういう人たちと永住権を奪い合うわけですから、生半可な気持ちでいると気持ちで負けてしまいます。

海外生活にはそれなりに不便な点、難しい点が多く、それらを乗り越えるのは簡単ではありません。(人によってですけど)

文化、人種、英語、仕事などいろんな面で今まで生きてきた世界と違う世界に飛び込むわけですから、あたりまえかもしれません。

このブログは海外移住の良いところだけでなく、悪いところも伝えていきたいので、今日の記事ではあえて私が感じている海外移住のネガティブなこと、後悔、苦労、心配ごとなどについて語っていこうと思います。

海外移住して後悔していること

私が後悔していること、それは日本にいる家族や友人に対して何もできないこと。

これは今までもそうですし、これからもずっと後悔することです。

例えば祖父、祖母が介護が必要な時、亡くなる時。何もできません。

できることと言えば葬式に顔を出すか、金銭的な援助ぐらい。どうしても、日本にいる家族に押し付けてしまう形になります。

現地で家族(子供)ができればなおさら帰国するのが難しくなります。

これから海外移住する人はこれは覚悟しておかないといけないことです。

若い人には、あまりピンとこないかもしれませんが、海外に長く住んでいると、どうしても家族と疎遠になりますし、日本にいる家族の死に目に会えないかもしれないこと、そして日本にいる家族に負担をかけるということも覚悟しておかなければなりません。

私がオーストラリア移住をすると決めた時、祖母に「二度と日本に帰ってくるな」と言われましたが、今なら理解できる言葉です。

手続きの大変さ、家族移住後の苦労

海外移住をすると英語のテストや書類集めで奔走することになります。

ビザの手続きは煩雑で、このブログにも本当に多くの質問が舞い込んできます。

中には切羽詰まっている方もいて、気持ちはわかるんですが、個人的な質問すぎるし、

私も無責任なことは言えないので、エージェントに相談した方がいいですよとしか言えないんです。

結局は、自分で政府のサイトを理解できるまで何度も読んだり、電話したりするしかありません。

これができないならビザの問題をクリアできても、移住後別の問題で苦労するのは目に見えているからです。

なんとかビザの問題をクリアして、永住権を得たとしても、海外で生活する、家族を作るのは簡単ではありません。

日本の家族と疎遠になるということはサポートがなかなか受けられないということ。

子供ができても親の近くに住んでいれば、土日に親に預けることができますが、移住組はできません。

頼る人がまわりにいないというのはなかなか厳しいものがあります。

普段はあまり実感しないものですが、家族ができたり病気になったりすると、誰かに助けてもらいたい時って誰にでもあります。

その点、うちは親にこっちに来てもらったり、預けたり、サポートがあるので助かっていますが、誰もがこういうサポートを受けられるわけではないでしょうし、

受けられたとしても、日本で子育てするよりも大変と感じる人がほとんどじゃないでしょうか。

生活コストが高い

オーストラリアの給与は日本より平均的に高いですが、その代わり生活コストが高いです。移住後まもなくはそれほど意識していなかったのですが、家族で住むようになり実感します。

例えば、私立の学費はとんでもなく高いですし、歯医者などは保険でカバーされません。

また、未就学児童の保育園の費用も日本と比べかなり高いです。

オーストラリア移住を決める前に、いろいろ調べたつもりでしたが、実際に住んでみるといろいろ見えてこなかったコストが重荷に感じてきます。

家族を持たないなら海外移住で生活の質は上がるかもしれない

いろいろネガティブなことを書いてきましたが、海外移住ってその人のライフスタイルで大きく左右されるので、

合う人にはピッタリ合うし、もっと早く海外移住すればよかったと思う人もいます。

私が好きなブログの中のひとつに「旅するように暮らす海外生活術」というサイトがありますが、この方は台湾で現地の彼女をつくって、ブログと投資で生計をたてています。

旅するように暮らす海外生活術

海外移住というよりは、海外長期滞在ですが、もし私がもう一度人生をやり直すとして、子供や家族を持たないなら、台湾やタイなどの物価が安い国で暮らしてみるのもいいかなと妄想したりします。

というのも、物価の安い国に行くと当たり前ですがなんでも安く、日本やオーストラリアで高いものやサービスが安く手に入るので、自然と満足度が上がるんです。

なので、人によってはこういう海外生活もありかもしれません。

アジアで長期滞在、移住を目指すならこの本がオススメ。

老後の心配がつきない

心配なことといえば老後です。

まだ30代なので老後を考えるのは早いですけど、60代になったらどうやって生活していくか時々考えます。

私も妻も英語はできるし、仕事も完全に英語。

それでも、結局、日本語の方が楽なわけです。

特に会話をするときは、日本語の方がリラックスして話せるし冗談もより楽しめる。

食事も好き嫌いはないけど、毎日食べるなら、米をやっぱり食べたい。

どっちも我慢しようと思えばできることなんですけど、我慢している時点で、小さなストレスが溜まっているわけで、年とってから我慢できるかと言われると疑問なんですよね。

70,80代になって妻がもし亡くなって、老人ホームに入らないといけないとしたら、日本の方がいいなと思います。

今からそんな先のことを心配してどうすると思われるかもしれませんが長期的なプランも必要です。

海外移住に失敗はつきもの!?

いろいろ海外移住の不満や苦労、後悔などについて書いてみましたが、

妻と結婚し子供ができてから、幸福度が上がった気がするし、オーストラリアの今の生活にも満足しています。

以前の記事にも書きましたが、職場環境はやっぱり海外(特にオーストラリア)は日本に比べてかなり満足度が高いです。

日本もプレミアムフライデーなど残業を無くす流れになってきていて、少しずつ良くなってきているのかもしれませんが。

もし海外移住する予定の方にアドバイスするとしたら、

「失敗する覚悟はしておいた方がいい。」とアドバイスします。

頑張って海外移住に挑戦しても、金銭面の都合がつかなかったり、

英語の点数が足りなかったり、ビザが降りなかったりで、諦める人も多いのが現状です。

永住権がとれたとしても、今日挙げたように後悔や苦労はつきないし、

「やっぱり日本に帰りたい。」と帰国する知り合いも多くいます。

でも、日本で「くすぶっている、うまくいっていない。」

と感じてる人はどうせ限られた人生なんだから、失敗も覚悟して挑戦してみるのもありなんじゃないかと思います。

その失敗も後から見れば決して無駄ではなく良い経験だと思えるなら、海外移住に挑戦してみる価値はあると思うんですよね。

オーストラリア移住に興味のある方はこの記事を合わせて読んでみてください。
https://papainaus.com/australia_find_job/

海外留学を考えている方はこちらの本がオススメ。

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