オーストラリアの空港、飲食店、ホテル、デパートなどいたるところで無料WiFiスポットがあり、簡単に利用できるので、無料WiFiだけで旅行を計画をしている人もいるかもしれない
しかし、プリペイドSIMカードやレンタルWiFiと比べるとデメリットも結構ある
この記事ではオーストラリア在住歴8年の私が、
- 現地無料WiFiのメリット、デメリット
- 無料Wi-Fi利用の仕方
- おすすめ無料Wi-Fiスポット(カフェ、公共施設)
- 無料WiFiスポットから個人情報を盗まれないための対策
などを紹介していきます。
オーストラリア無料WiFiの制限があり、スピードが遅い
東京とシドニー両方住んだことがある私からすると、日本よりオーストラリアの方が無料WiFiが使える場所が多く感じます
特に都市部(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコーストなど)では無料WiFiはすぐ見つかるが、圧倒的に遅い
特にマクドナルドなどのファーストフード店で利用できる無料WiFiは、かなり遅い
さらに、オーストラリアのホテルでWiFiの利用が有料なところもあり、利用できてもおそすぎて仕事にならないことも。ゆっくり動画が見たくても、速度が遅くイライラする
また、カフェやレストランなどで利用できるフリーWiFiは使用制限がある場合がほとんど。制限は場所によって様々だが、基本的には使用データの上限や使用時間が決まっている
例えば、1日、1GBまでとか、2時間だけ利用可能など、頻繁に利用したい人は不便に感じるかもしれない
無料WiFiは危険?
さらに注意しておかないといけないのが、無料WiFiの利用は安全とは言えない。
例えば、このオーストラリアの2017年12月のニュース。
Austrian police reported that a man had $155,000 worth of the digital currency Bitcoin stolen from him after he logged on to a restaurant’s unsecured public Wi-Fi network.
訳すと、「オーストラリアで約千3百万円分のビットコインが盗まれた。この時、ユーザーが利用したのが、レストランの無料WiFi。」
無料のWiFiは古いネットワーク機器を使っているものが多く、特にパスワードを必要としないものは、SMS、メール、パスワードなど簡単にハックできてしまう。
旅行先で動画を見るぐらいならいいが、オンラインで買い物したり、クレジットカード情報を入力する場合は、くれぐれも気をつけよう
こうしたサイバー犯罪を避けるためにも、無料WiFiはあまり使わないほうが良い
有料だが、プリペイドSIMやレンタルWiFiを考慮すべき。
オーストラリア対応プリペイドSIM
オーストラリア旅行者の間で一番人気なのは、このオーストラリア対応のプリペイドSIM。
8日間の利用で、3GBまで使える。1日あたり181円ほどで利用できて値段も手ごろ。
旅行の途中、googleマップを使ったり、ブラウザで人気のお店をチェックするなら十分なデータ量。
オーストラリア対応レンタルWiFi
レンタルWiFiはさきほど紹介したプリペイドSIMと比べて若干高くつくが、プリペイドSIMと違い複数の機器と共有できる
パソコンを使う人や、友人とシェアしたい人はレンタルWiFiの方が便利
また、日本で使っている携帯がSIMロックされている場合、プリペイドSIMは利用できないのでレンタルWiFiになる
現地無料WiFiスポットから個人情報を盗まれないための対策
どうしても無料WiFiを利用するなら、サイバー犯罪に巻き込まれないために、これらのルールは最低限、守りましょう。
- ログインが必要なサイトを利用しない
- クレジットカード、銀行のサイトを使わない
- メールなど個人情報がわかるサイト、アプリを使わない
- パスワードが必要なWiFilを利用する
- 小さいお店ではなく、図書館や空港など大きな施設の無料WiFiを利用する
- VPN(Virtual Private Network)を利用する
VPNについては、以前の記事で詳しく説明したが、VPNを利用すると無料のWiFiでも匿名性を維持できるので、安全にネットが使える。
また、小さいお店だネットのセキュリティに設備投資ができず、安全性が低い古いルーターを使っている可能性が高い。政府が運営している図書館や、空港はIT部署などがありセキュリティ問題にも敏感に対応しているケースが高い。
オーストラリアの無料WiFiスポットはどこ?
オーストラリアで無料WiFiを提供してくれるところは無数にある。上の写真はシドニーショッピングモール内のフリーWiFi。他にも以下の場所で無料WiFiを提供している。
- 図書館
- ショッピングモール
- スターバックス(コーヒーチェーン店)
- グローリアジーンズ(コーヒーチェーン店)
- TOM N TOMS COFFEE(コーヒーチェーン店)
短時間の利用ならこれらのお店や公共施設でも、問題なく無料WiFiが利用できます。ただし、どれもスピードが遅く、あまり長時間滞在するには向いてない。
- 空港
- マクドナルド(ハンバーガーチェーン店)
- ハングリージャック(ハンバーガーチェーン店)
- 個人営業のカフェ(普通のカフェでも結構無料WiFiを提供しているところも多い)
- シドニーフェリー
- セントラル駅(シドニー)
シドニーのおすすめ無料WiFiスポット
シドニーの都心部にあるカフェでは、ゆったりとした椅子がなかったり、狭いので長居しずらい。
もし長時間WiFiを使いたいなら、さきほど紹介したチェーン店のカフェか図書館がおすすめ。
僕が個人的にオススメするのはGeorge Street沿いにあるTOM N TOMS COFFEE。
電源もあるし、席もゆったりしていて、長時間滞在するのに向いています。詳しくは以前の記事を参照してください。
無料(フリー)WiFiの利用の仕方
フリーWiFiを利用するのに、パスワードが必要になる。(空港などはパスワードはいらない)
ホテルやカフェに到着したらパスワードをカウンターで確認しましょう。
“Could I use a free wifi?”
と質問すれば、パスワードを教えてくれるはず。
パスワードをもらったら、後は普通に接続するだけ。
携帯かパソコンの、「WiFi設定」から、利用できるWiFiを探します。
「Free XXX WiFi」
みたいなのがあるはずなので、それを選択する。(XXXは店、ホテルの名前)
すると、自動的に利用規約のページが開くので、「Agree (利用規約に同意)」ボタンを押すと、ネット利用できます。
注!場所によっては、パスワードが必要無いWiFiもあります。
留学、ワーホリなら無料WiFiでも大丈夫?
留学、ワーホリだと無料WiFiだけで過ごすのは相当難しい。
友達や同僚と電話で連絡もするはずなので、現地で格安SIMを利用するのがおすすめ。
日本で言うLine モバイルやmineoのような格安で携帯SIMを提供している会社がオーストラリアにもある。
以前の記事にまとめたので、気になる方はチェックしてみてください。
オーストラリア無料WiFiまとめ
- 無料WiFiはスピード、使用制限があり頻繁に使う人には向いていない。
- 無料WiFiはセキュリティ上問題アリ、個人情報を含むサイトへのアクセスは絶対してはいけない。
- 小さいカフェよりも大手チェーン店や図書館の方が安全性が高い。
- 頻繁に使いたいなら、無料WiFiよりオーストラリア対応のプリペイドSIMがおすすめ。
- 複数端末を現地で使いたいなら、レンタルWiFi。
- オーストラリアに1か月以上滞在するなら、現地格安SIMの方が安い。
なにかわからないことがあったら、TwitterやFacebookで連絡してみてください。
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