トピックを使いまわすことが重要だと前回の記事で説明しました。(以前の記事をはココ)
今回は僕が実際にスピーキングの試験で7点を取得した問題と模範解答を紹介します。
結構、IELTSの攻略方法を説明するサイトはたくさんありますが、問題と解答全文を含む記事があまりないんですよね。
使えるフレーズ、単語なども重要ですが、それよりもスピーキングで重要なのは「質問に対する構成」です。
「どういう構成で話すか」、「しっかりと質問に答えているか」が高得点への絶対条件です。
僕の解答例を読んで参考にしてみてください。
ちなみに僕はこのトピックで7点取れました。
試験中に、発音や文法をミスをしてしまったので、7点でしたが、完璧に話せば同じ内容で7.5点ぐらいまでならいけるはずです。
ただし、このままコピーはしないようにしてくださいね。
他の人と同じ話をしたら、確実に減点になります。
IELTSスピーキング対策は話の構成が重要!
スピーキングタスク2はある程度まとまった文を話さなくてはいけないので、しっかりとした構成を考えることが重要です。
実際に受験したことがある人はわかると思いますが、質問用紙と一緒に考える時間が与えられます。
どんな質問を聞かれても、大体この構成で大丈夫です。
次の章で詳しく説明していきます。
- 説明
- 理由1
- 理由2
- まとめ
IELTSスピーキングタスク3の流れ
例えば以下の質問を聞かれたらなんて答えるでしょうか。ちょっと自分で考えてみてください。
タスク3では以下のように一つのトピックに関して3つの異なる質問をされます。
Describe your favorite book you have read recently.
- What was the book about?
- Why did you like reading the book?
- What did you learn from the book?
日本語に訳すと:
あなたの最近読んだお気に入りの本は何ですか?
- 本の内容は何ですか?
- なぜその本が好きですか?
- 何か本を通して学ぶことはありましたか?
これらの質問一つ一つに答えを用意します。
「最近」読んだ本とありますが、読んだ時期に関して無視して大丈夫です。
自分が好きな本なら10年前に読んだ本でもなんでも良いです。
あたかも最近読んだかのように話せば大丈夫です。ここらへんIELTSスピーキングのコツは以前の記事にまとめたので読んでください。
僕はいつも問題を読んだ段階で、白紙にメモを書きます。箇条書きで要点だけまとめます。
- Express Train (これは本のタイトル)
- author back packed oversea (何の本か)
- inspired me to go oversea (海外に行くきっかけをくれた)
- use money wisely (お金の節約方法を学んだ)
ひとつひとつの質問に対して簡潔に答えているのがわかるでしょうか。
構成にそった内容にしています。
- 説明 – 本のタイトルと内容を説明します
- 理由1 – なぜその本が好きなのかの説明と理由付け
- 理由2 – 何を本から学んだかの説明と理由付け
- まとめ – 最後にまとめる
これで大まかな話の構成の完成です。
後は肉付けしていきます。
説明分は簡潔に分かりやすく!
このExpress Train =「深夜特急」は僕のお気に入りの本。以前の記事で紹介しました。
この本は実際に小説から映画、ドキュメンタリー化などされたとても有名な本です。
なので、トピックが映画、ドキュメンタリー、小説、ラジオなど聞かれたら僕はかならずこの本について話します。
これが以前の記事で紹介したトピックの使いまわすテクニックです。
IELTSだとラジオについて聞かれることもあります。
僕の友人は実際にテストで聞かれたんですが、ラジオ番組を普段聞いていないので、何も答えることができなかったそうです。
そんな時はためらわずなんでも良いので好きな本や、映画の話しをあたかもラジオで聞いたように話すことが重要です。
間違っても思考停止にならないようにしてください。
フレーズを使って高得点を目指す
説明文が終わったら理由付けをしていきます。
The reason why …を使う
理由を説明するときに便利なのがこのフレーズです。僕はこう思う理由はこうだ。
説明するときにはっきりと自分の意見を述べることができます。
ちなみにa good command of Englishは「英語を巧みにあやつる」みたいな意味です。
as ~ asを使う
This made me realize that traveling to other countries is not as difficult as what I thought.
単数、複数形に注意!
上記の文章には実は間違いがあります。どこかわかりますか?
答えは、
body languagesではなく、body languageです。
言われてみればなんだということですが、こういう細かいところも試験官はチェックしていて、減点対象になります。
However, he was able to communicate with people by using facial expressions, gestures or body languages.
難易度の高い単語を使って7.0を取る!
二つ目の理由付けです。
ここでは何を本から学んだのかを説明します。
比較的難しめの単語を使うと高得点がとりやすくなります。
ただし、むやみに使うと減点対象になるのであくまで自然に。
economize – 節約する
最後に簡潔にまとめる
inspired – 感激させられた、影響を受けたみたいな意味
まとめ
こんな感じのスピーキングを本番で話せれば7点をとれるはずです。
ただし注意してほしいのは、内容とグラマーだけではなく、発音にも注意が必要です。
発音に自信がない人は、苦手な単語を喋る時には、ゆっくりと発音するようにしましょう。
最悪なのは自信がないから、早口で喋ってしまうこと。必ず、減点されてしまいます。
発音は自分で意識して治すのが難しいので、オンライン英会話で先生に指摘してもらうのが一番効率が良いです。
ちなみに僕はネイティブキャンプを使っていました。値段が他のサービスに比べて安いのでオススメ。
どうでしたでしょうか?
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