海外移住者が教える、交渉中に使える便利なテクニックと英語表現3選!

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英語・IELTS

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「海外勤務だと残業が少なくていいな」なんて日本に居る友人に言われることがありますが、ストレスフリーかと言えばそんなことはありません。

残業をしないということは逆に言えば、どうしても今日中にやってほしい仕事があっても、従業員は定時に帰宅してしまいます。また、日本と同じように物分りの悪い上司や、働こうとしない同僚も当然います。

だからこそ必要になってくるのが、交渉する能力です。うまく連携を取って仕事をしないとすぐに営業時間は終わってしまいうので、日本とは違った大変さがあります。

最近、Crucial Conversation という本を読みました。ジャンルで言うと交渉術についての本です。アメリカの多くの企業は新入社員にこの本を配るほどとても人気の本です。

なので、英語を勉強する人向けに書かれている本ではないんですが、英語を学ぶ人、海外で働きたい人に是非読んでほしいと思ったので、要所要所を紹介していきます。

では行ってみましょう。

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丁寧に相手に要求を伝える

例えば、レア(半生)のステーキを頼んだのによく焼けたステーキが出された時。あなたはどんな風に自分の意見を伝えるでしょうか。

This is not what I ordered! Give me a rare steak!

「注文したものと違う!レアのステーキをくれ!」と叫べば、欲しいものを手に入れるかもしれませんが、誰にでもこういう言い方が通じないですし、そのお店に二度と行けなくます。なので言い方を変えると、

I ordered a pink rare steak, but would you agree that this doest look like it? I am wondering if you could help me to get a rare steak?

「レアステーキを頼んだんだけど、このステーキはレアには見えないけどどう思う?もしよければレアステーキに代えてもらえますか?」

相手に考える時間を与えて、同意を求めること。そして、命令口調ではなく質問口調で文を終わらせると丁寧に伝えられます。言い方を変えるだけで相手に与える印象が違いますし、気まずい空気を作らなくても済みます。

日本語でも英語でも人と話す上で一番重要なのは、自分の怒りを表に出さずあくまで冷静に伝えること。これは簡単な例ですが、立場が上の人、また相手が挑発的な場合でも冷静に話すのはなかなか難しいものです。

 

怒らせた時に使えるフレーズ

今度は逆にお客さん、目上の人を意図せずに怒らせてしまった時。

I want to apologize if I came across as disrespectful in any way. Can we slow down and discuss about this.

「失礼な態度に見えたなら謝ります。話だけでも聞いてもらえますか?」

“come across as” で「XXXのように受け取られる、見られる」という意味があります。相手もしくは自分が興奮している状態ではとても建設的な会話はできないので、一度クールダウンするために使います。

今度は自分が興奮している時も同じように

I’m feeling myself frustrated. Can we slow down and discuss about this?

「なんだか興奮しているので、一度、ペースダウンしてゆっくり話しませんか。」

一旦相手や人を落ちつかせることで、もっと落ち着いて話をすべきです。

 

誤解を招きたくない時に使うテクニック

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これは僕も実際よく使うテクニックなんですが、例えば今の会社に満足していなくて、新しい仕事を探している時。よく聞かれる質問のひとつに「なぜ今の会社を辞めたいんですか。」と聞かれます。

「もうこの仕事はしたくない。」と言うとネガティブに取られるし、上司との関係が悪いのかなど変な憶測を招きやすいです。

Looking for a new job doesn’t mean that I don’t like my current job, and I have a great relationship with my supervisor. But, I have been working for 10 years, and I would like to have a new opportunity.

「新しい仕事を探しているからといって、今の仕事が嫌いなわけではありませんし、上司との関係も良好です。ただ、もう10年も働いているので、新しい挑戦がしたいんです。」

変な誤解を招かないために、「今の仕事が嫌いなわけではないし、上司との関係も良い」と相手の憶測をまず否定する。そして本当の理由を述べるというテクニックです。

このテクニックはいろんな場面で使えます。例えば意見が別れる議論をしている時、

I wasn’t intended to say that you are wrong. I am just saying that there might be different options.

「あなたの意見が間違っていると言ってるわけではなく、他の方法もあるって言ってるだけです。」

相手の意見を尊重しているという態度を示すことで、相手に自分の意見を受け入れやすくすることができます。

 

まとめ

どうでしたでしょうか。いつもIELTSの英語について書いていますが、今回は交渉する場面で使える英語に焦点を当ててみました。

日常会話ができても、実際に海外でアルバイトなどを始めると、教科書に出てこない英会話に戸惑うはずです。

経験でカバーできることもありますが、この本に書いてあることを実践してみると僕にはとても効果的でした。

英語版はこちらです。キンドル版もあります。

日本語版はこちら。キンドル版は無いみたいです。

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