前回の記事で、業種別、州別に年収を比較した結果、オーストラリアの年収の推移は上昇しているということがわかりました。
また業種(業界)別で見ていくと、その業種によって年収は大きく変わるということも分かりました。
今回はさらに詳しく、いくつかの職業(職種)別に見ていきます。
信頼できるサイトから、出来る限り最新の情報を使っているので、移住を考えている人により現実に近いデータを紹介できると思います。
では行ってみましょう!
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オーストラリア政府のデータ(data.gov.au)
data.gov.auというサイトではオーストラリア政府が公表しているデータをより見やすくまとめたサイトです。
公式サイトはこちら。
ただし、data.gov.auはデータが膨大なので、この記事ではデータを絞ってよりわかりやすく紹介していきます。
求人数に関しては、大手仕事検索サイト(Adzuna)からの数字なのであくまで目安としてとらえてください。
Adzunaはいろんな国で展開しているサイトで、オーストラリアでも仕事を探す時によく使われています。
オーストラリア職業別の平均年収。男女別
このグラフではオーストラリアの職業別の平均年収を男女別に表示しました。
今回選んだ仕事は以下の6つの職業。異なるジャンルの仕事から個人的に気になる職業を選びました。
- 会計士(Accountant – general)
- ソフトウェアエンジニア(software engineer、通称SE)
- 歯科医(dentist)
- シェフ(chef)
- 配管工(plumber)
- 先生(secondory school)
会計士と言ってもいろんな会計士があります。タックスを専門にしていたり、マネージャー職だったり。しかし、ここで言う”Accountant general”とはそういう専門的な会計士を除いた平均給与です。
グラフを見ていくと、あきらかに男性の方が女性よりも稼いでいることがわかります。
オーストラリアは日本に比べ、女性の社会進出は進んでいる方です。しかし、まだ男性の方が有利みたいです。
圧倒的に歯科医の給与が高く。10万ドル超え。男性だともう少しで15万ドルです。
日本円で約年収1千250万円(2017年12月現在、$1 = 84.49円)。
医療系にかかわる職業は全般的に高い印象。しかし、助産師や看護師は、8から6万ドルあたりです。
その次が会計士で男性は10万ドル超えで、女性は7万程度。
日本円で約年収940万円。
3位がソフトウェアエンジニアで、大体9万から7万ドル。
逆にシェフはそれほど稼げない職業のようで、$5万ドル以下。(もちろん、雇用先によって上下します。)
オーストラリアの職業別求人数。州別
このテーブルはオーストラリアの職業別の求人数です。州ごとの集計です。
求人数は時期によって上下するので、大体の目安と考えてください。
実際に見ていくと、職種と州によって大きな違いがあります。
圧倒的に求人数が多いのが、NSW。どの職業をとってもNSWが一番多いです。
オーストラリア最大の都市シドニーが、結局一番雇用が多いということが分かると思います。
移住してきたばかりの人はまず、シドニーが良いと思います。
海外で仕事を探す上で、一番困るのが、職探し。選択肢が多い方が、有利にことが進みます。
2番目が、メルボルンがあるVIC。
3番目が、ブリスベン、ケアンズがあるQLD。
4、5番目がパースがあるWAとアデレードがあるSA。(職業によって順位が違うがどちにしても、4か5番目)
最後に、オーストラリアの首都キャンベラがあるACTです。
まとめ
どうでしたでしょうか。オーストラリアでの年収が大体分かってきたんじゃないでしょうか。
日本よりもたぶん、平均給与は高いはずです。
海外で仕事探しは大変かと思うかもしれませんが、日系の企業もあるので、まずは仕事を探してみるべきです。
オーストラリアの仕事探しについては以前の記事を参考にしてみてください。
では!
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